フィリピン入国前後にて(2)
マニラ空港に到着
前回の続きです。
数十分の退出トラブルの後、マニラ空港に到着です。
しかし熱いですね~
最初からニットの上着を着てきたのはどう考えても間違いでした。
出国手続きの際はいろいろな方にお世話になったので、こちらの審査でも様々なお偉い方が出てくるのでは無いかと危惧していましたが、それは杞憂で一安心。僕の拙い英語のせいで入国目的がしっかり伝わったかは疑わしいですが、入国できたのでよしとしましょう。
荷物を受けとってターミナル3の出口付近でインターン先の方と待ち合わせしました。フィリピン人の方が待ってくれている予定だったのですが、なんと僕の名前しか覚えていなかったそうで、直接僕の名前を尋ねてきました。それでいいのか。
ブロークンしすぎて原型を成していない僕のイングリッシュトークを躱しつつ(主にゴキブリと交通渋滞の話)、車は「パサイバスターミナル」というバギオ行きのバスが停留している駅に向かいました。
5PM
パサイバスターミナルについた僕を待ち受けていたのは、詰め放題のキュウリばりのぎゅうぎゅうさで待合ベンチに座っているフィリピン人の方々。マニラに降り注ぐ太陽光より熱い視線を送る方もいらっしゃいました。
ご存じ(?)の通り僕は海外どころか国内でさえ碌に観光しない真性のインドアマンでしたので、マニラのうだるような暑さを忘れる程冷や冷やしておりました。何が面白くて僕を見つめているのでしょうか。血液が緑色な訳でも無く、舌が3m伸びるといった珍しい特技を持ち合わせている訳でもありません。そんなに珍しくもないので、空でも眺めておいて欲しい所です。
とっととバスに乗り込んでこの場からおさらばしたいと、まっピンクのケータイで電話をしているご婦人を見つめていると、案内の方が戻ってきました。
今は2時頃なので、あと30分もすれば出発するでしょうか。
笑顔の彼から帰ってきた言葉は,
「hahaha,5P~M」
でした。
…あと3時間ですか。
続く。